脊柱管狭窄症の原因は人によって違うのですが、
脊柱管の狭窄している状態がレントゲンやMRIなどで確認できます。
よって整形外科的にはその状態が手術適応であれば、手術。
手術までは痛み止めやビタミン剤、神経ブロックなどで経過観察というのが一般的だと思います。
しかし、この脊柱管狭窄症は脊柱管の狭窄が症状の根底にはあるのですが、
その狭窄部分だけが症状の原因かというとそうでない場合が多いようです。
脊柱管は年をとっていくと誰でもある程度狭窄してくると思われます。
では、症状が全ての人にでるか?というとそうではありません。
脊柱管が狭窄されていても症状が出る人と出ない人がいるのです。
その違いとはなんでしょう?
その違いは背骨の脊柱管から外に神経がでてくる周りの
筋肉の緊張があるかないかに伴って血流が良いか悪いかということだと思います。
背骨わきの筋肉が柔らかく血流が良い場合は、
脊柱管から背骨の隙間をぬけ出てくる神経の通りが良く
症状はあまりでないのですが、逆にこの背骨わきの筋肉が硬く血流が悪いと
脊柱管から背骨の隙間をぬけ出てくる神経の通りが悪く、
このことが症状に直接影響するのだと考えられます。
だから、脊柱管の狭窄部分を手術しても症状が完全には良くならなかったり、
しばらくたってからまた症状が再発するのだと思います。
脊柱管狭窄症の治療は
まずこの背骨の際にある筋肉をどのようにして緩め血流を改善させるかがポイントになります。